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 ラブジョイ彗星の位置を、自分で撮影した写真と、NASAから発表された
ISSから撮影された写真から、星図にプロットしてみました。プロットして
初めて気づいたわけですが、赤経17hのラインに沿うように、ほぼまっすぐ
南下を続けています。1日に3度くらいの動きでしょうか?

 今朝12月28日は、クィーンズタウンでは残念ながら全面的に曇天となり、
出撃できませんでした。サザンアルプス山脈から吹き流すように、雲が
流れてきて、半径200kmくらいを覆っています。

 今朝撮影した写真がないので、それでは我がScotch on the rock 天文台
について、書かせていただきましょう。

 現在の天文台は2代目です。初代はクィーンズタウンから20kmほど離れた
野原の真っ只中に造りました。1987年のクリスマス頃にオープンした当時、
甲子園球場がいくつも入る広大な土地を、スコッチウィスキー1本の代価で
借りてしまったと言うので、この名前を付けたのでした。

 もう一つの理由は、望遠鏡を設置する土台を造るため、穴を掘っていたら、
自動車半分くらいの大きさの岩が出てきました。その岩にドリルで穴を穿ち、
鉄筋を打ち込んで、コンクリートをかぶせ、土台にしたのですが、この作業を
手伝ってくれた友人の大工さんが、スコットランド人だったので、スコット
ランド人が岩の上に建てたと言うことで『Scotch on the rock』と名付けた
わけです。

 去年、地主が倉庫を建て増しするので、引越しすることになり、今の場所に
移って来ました。今度の場所からは、残念なことに巨岩は現れず(笑)、
スタンダードに、鉄筋コンクリートの土台を造ったのですが、またしても大工
さんがスコットランド人だったので、『Scotch on the rock お代わり天文台』
と名付けたのでありました。

 格納庫はスライディングハウス方式と言い、レールに沿って北へ動きます。
旧天文台のものは、自分で引いた図面をプロの鉄工所に持ち込んで、製作して
貰ったもので、23年たってもビクともしていません。これを新天文台に移設した
わけです。

 移設に当たって土台を拡張し、さらにペイバーと呼ばれる歩道の敷石を土台の
周囲に並べて、足元の安全を確保しました。

 モノサシ代わりに並べて置いた、同じ車と見比べると、けっこう広くなったのが
お解かりいただけましょう。