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 コロネットピークのスキー場の真ん中に、Coronet Express chair と言う
長い4人乗りリフトがありますが、これを降りたところから、標高差30mほど
雪の斜面を登れば、正真正銘のコロネットピークの頂上に立つことが出来ます。

 頂上にはガラス張りの Weather station と呼ばれる観測所があり、その横に
日本の三角点に当たる地理標準点NZGD2000があり、ここはA3K8と名付けられて
います。
 日本の三角点は一等、二等、三等の3つですが、NZのそれは0~11まで12段階
あるようですが、よくわかりません。


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 日本では『富士山を一番遠くから撮影した記録』と言う、おもしろい競争が
あるそうです。何でも那智勝浦町の、色川富士見峠と言うところが最遠記録で、
なんと322kmもの彼方から撮影されています。


 ではニュージーランドの最高峰、マウントクックの遠望記録は、というと、
ネットで検索しても、そういうものは出てこないんですよね。キウィたちの
遊び心を刺激しないんでしょうかねえ??

 古くから、『コロネットピークやリマーカブルスの山頂からは、マウント
クックが遠望できる』と聞いていましたが、実際に確かめたことはありません。
真冬のスキーシーズンには、両ピーク共に、山頂近くまでリフトで登れるので
夏より簡単に試すことが出来ます。

 そして構想20有余年、ついに、その日がやってきました! 見えました!
特徴ある台形の姿は、眼視でもなんとかわかるものの、確信は持てませんが
300ミリ望遠レンズで撮影した写真を、フォトショップで画像処理してコント
ラストを上げてみたものがこれです。見事にその姿をとらえました!

 直線距離で180kmかなたのマウントクックです。グーグルアースで確かめて、
確信しております。
 
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 その他にも、コロネットピーク山頂からは、360度全くさえぎるもののない、
素晴らしい展望が望めます。

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